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「チャレンジ大大阪」へのメッセージ

平川克美(隣町珈琲店主、立教大学特任教授)

内田樹さんとは小学校の同級生というご縁でご一緒する機会が多く、「移行期的混乱」の出版後中央公会堂で開催されたナカノシマ大学のセミナーに乱入(?)した思い出もあります。

市長退任後、ネットラジオコンテンツの「ラジオの街で逢いましょう」に月一回出してもらい、月一の上京が楽しみでした。平川さんは大ヒットした著作「移行期的混乱」の中で、現在の日本の状況を的確に分析され、その後お父様の介護をされた経験を「俺に似たひと」で著す一方、下町情緒が残る荏原中延に「隣町珈琲」という喫茶店を開かれ平川さんのご友人のたまり場になっています。
先日はその喫茶店で「大阪市民かく戦えり」というタイトルで対談させていただきました。
「脱グローバル論」講談社刊でもご一緒しています。

平川さんのメッセージです。

「危機に瀕している地域こそ、再生のパワーを生み出し、希望を作り出す可能性を秘めている。
グローバリズムの横暴に蹂躙された地域に暮らすひとびとこそ、失ったのもの大切さを肌身に感じ、
今何が必要で、誰を信じるべきかを知っているからです。

ひとびとのなけなしの富が収奪され、貧富の格差が拡大し、一握りの権力者によって地域の文化や伝統が破壊されているいま、
自称リアリストや、自称変革者の、合理性や効率性を叫ぶ言葉よりも、
志の高い理想家の、きれいごとの言葉のほうが、信ずるに足ると、僕は思っているのです。」

平川さん、ありがとうございました。

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