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維新にさよならするために2 2015.10.24

昨日の投稿で吉村氏のツイッターについて触れました。そのあまりの短絡ぶりに驚くと同時に、こうした短絡さが受けたが故に不毛な年月を重ねたのだろうと思い、更に検証してみますね。

予算、しかも桁が普通とは違うので小難しく感じるかも知れませんが、是非お付き合いいただきたいと思います。

昨日の入り口です。「平成22年の中期見通しで大阪市が財政破綻するというニュースが流れ、それを回避したのが維新だという主張。中期見通しでこのまま座視すると「破綻」するというグラフも事実。しかしそこからいきなり「今年破綻していた」と書いている。」

図1

スクリーンショット(2015-10-24 11.08.48)

上図は私の市長時代の平成22年度中期見通しから抜き出したもの。1452億円の累積債務を超えると「財政再生団体」、つまり「破綻」となる訳です。この表の平成26年度と27年度の間に基準線を跨ぐことになりますね。そうすると「破綻」するのですが、吉村氏が言う意味、維新の手柄で今も大阪市は破綻していないということが本当なら、平成23年度の中期見通しも見なければいけないのではないでしょうか。

図2

23年度(2015-10-24 10.47.23)

図2は平成23年度発表の収支不足の中期見通しを赤で示し、青線が前年度の図1の数字を1年ごとに見たものと比較した、大阪市発表の資料です。
平成23年の見通しを立てる時は当然私が市長でした。財政局などが頑張りながら、市民には大きなサービスカットなどの負担を感じさせず、改善の兆しを表すことができ、ホッと胸を撫で下ろしたことを覚えています。見て頂きたいのが赤線(23年度予算収支見通し)です。赤線が25年度まで水平=0になってますよね。

「破綻」ということばから一年間、収支改善の取り組みをして、24年度の不足139億円と25年度の不足655億円、併せて794億円の収支改善を図れると23年度予算を編成する際に発表。それ以降の年度も22年度発表との比較では改善されているでしょう。

吉村さんは弁護士であり、平成23年4月から維新の市会議員であり、その後国会議員ですのでこうした数字も強いはずなのに、大阪市の頑張りを自分たち(維新)の「手柄」だと標榜することが「噓」であるとは思われないのか。これが維新クォリティと言われるものだろうか。
住民投票のときに参謀格だったらしいけれど、その際のいわゆる「噓パネル」の作成に関わっておられたのか。月刊誌によると橋下氏は「詐欺でしょ!噓じゃないけど」と言ったとか伝えられるこの作業に関わっておられたとしたら、140字でいとも簡単に噓をつかれることにも慣れておられるのかとしか思えない。

ボランティアの方から寄せられた22年度と23年度の色分けがされたものが下図。ひと目でお分かりいただけると思います。反対票運動で「大阪市は破綻しません、それをいうなら大阪府のほうが悲劇的な状況になっています」と自信を持って街頭で演説できました。

大阪市累積収支不足

このグラフ画像の拡散は「維新の噓暴き」でご自由にお使い下さいとのことです。

以上。

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