全水道サマーセミナーに招かれて 2015.08.27
今日は全日本水道労働組合のサマーセミナーに講師として招かれて、先ほどまで琵琶湖畔のホテルで「自治体は誰のためにあるのか」~大阪市長をやってみて~と題するお話をしてきました。
会場には北は北海道釧路市から、南は鹿児島県鹿屋市までの水道職員若手幹部候補生32人が参加されています。明日、明後日も過密な日程が組まれています。
このイベントをご紹介すると「組合に担がれた」とか「組合の方だけを見ていた」と散々批判を寄せる人たちがいるだろうと思いながら、ある意味、そういう批判と私の4年間に具体的にそうした事実があるのなら上げてみたら…という気持ちが湧いてきたからです。
退任後、ある水道職員から「在任中の給与カットは今までにないほどの規模で恨んだこともありましたが、いっしょにやりまひょと言われたことで、やるしかないなぁと思ったことも事実です」と言ってもらいました。
職員が多すぎる、だから減らせ、給料高すぎるだから下げろという大合唱の中で、給与カットはしましたが、一方で、多くの職員がいるからこそ、戦力として市民に向かって走り続けて欲しいと思った4年でした。
話したポイントは、ライフラインである水道を民営化することには断固反対である。世界で民営化された水道が企業論理で進められる矛盾に気づき再公営化の動きが広がっていること。民営化されたから合理的になって市民・国民が満足している事例があるならそれをキチンと比較検討しなければライフラインを守れないということです。
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