大きな視野で大阪・関西の発展に 2015.08.26
政府の経済施策が疲れ切った地方に回ってくるのを首を長くして待つだけではなく、地方政府としてできることは何か、大阪が持つ地力を発揮させるための大胆な施策が求められます。
大阪は何といっても中小企業の活躍に支えられてきた町。大阪市を中心に周辺自治体とのネットワークをどう生かすのか。府市の連携というのはそういう部分に力を注いでこそ「大阪」の存在感が増すと考えます。
大胆な中小企業振興策や地場産業の育成方針を打ち出すとともに、アジアのみならず観光客の増加による商業の好調さを大阪府域・関西にどれだけ波及させることができるのか。いまこそ行政の手腕が問われると共に市だの府だのといっている場合ではありません。
また、大阪という関西の中央に位置する利点を生かすためには、周辺の府県との大胆な協力・広報体制をとらねばならないはずなのに、それぞれの魅力を発信する努力がこの間の行政では表に出ていません。11月22日に行われるダブル選挙で、そうした方向性を明確に打ち出し、対立をあおるだけではない自治体の姿を実現すべく、多くの方たちと共に考えようではありませんか。
(天:大きな視野)のコーナーでは今後の具体的な取り組みなどについて考えていきたいと思います。