HOME > いっしょにやりまひょ TOP

大阪会議について 2015.07.27

「大阪会議の意義」(ブログ)を読んで。
連日投稿された自民党大阪市会議員団柳本顕幹事長のブログをフェイスブックなどでシェアさせて頂きました。この投稿はフェイスブックにアップしたものをホームページに貼りつけたものです。

大阪会議の意義と題し1)対案か否か、2)姿勢、3)背景という3つを改めてまとめて読み進めるうちに怒りがこみ上げてくるのを押さえるのに苦労します。

結局橋下市長も、松井知事も大阪市、大阪府、堺市の議会で会議設置条例が可決されたにもかかわらず、もともと議会というものを軽視されていたというのが明白になったのが第1回の会議だったように思えてなりません。

確かに僅差と表現できる1万741票差での「大阪市廃止、5分割」への否決でしたが、大阪維新の会のみならず国政政党維新の党の全力を挙げた宣伝の数々、更には詐欺的とも評されるパネル説明など、歴史に残る恥ずかしさのオンパレードであったことは様々な検証から明らかになっています。それに惑わされた多くの人が変革(実は破壊)に期待を寄せたものの、危うさ、禍々しさに疑問を持った市民の方が多かったのが住民投票の結果だと思います。

笑顔の政界引退記者会見による「清々しさの演出」や誤った方向しか見ない投票解説などが見られた中で、反対票の運動をした人たちは、大阪市が残ったことに安堵すると同時に、分断された市民感情をどうすれば「大阪の更なる前進」につなげることができるか、この「大阪会議」に希望を持っていたはずでしょう。

ところが第1回の会議内容、進行具合を伝える報道をみると、またしても本筋とは違う方向への「大きな声」を出した知事、市長の動きに対し、反対票の運動をした陣営に守旧派というレッテルを貼るための「儀式」と化しているのではないかという印象を持たざるを得ません。そういう意味で柳本さんの連続ブログでの説明を記録として残しておくためにもこの投稿を書いています。

今年の天神祭ではクラウドファンディングを利用した打ち上げ花火の5000発復活が伝えられました。にぎわいを町衆が力を合わせることで伝統と歴史の重み、更にはこれからの大阪に希望を持とうという人たちの思いを「断絶」の方向へ引っ張ろうという「発信」は何も生みません。

維新の会の議員も会議には入っています。それぞれの自治体住民から選ばれた人たちが「維新」というだけで、この会議を知事、市長の方針通りに進めることに合意するならば、新たな展開は何も生まれないのではないですか。府市合わせなるごろ合わせを良しとするのですか。単に大阪市をなくすことで大阪が発展するのですか。むしろ、政令市と広域自治体が協力し合うという姿を望んでいるのが多くの大阪府民ではないのでしょうか。

11月22日の大阪府知事、大阪市長のダブル選挙はそういう意味でも対立をあおるだけの維新政治にNO!を突きつけるチャンスととらえるべきだと思います。
(下記リンクがオリジナルのブログです)

1対案か否か
2姿勢
3背景

[Category:その他,コラム