明日の参院選公示に思うこと

2016.06.21

明日22日、参議院選挙が公示されます。この間の安倍政権の独断と横暴に対して危機感を感じる一人として、野党共闘が進むようにと願っております。

先日、ミナセン大阪の街宣車に乗せてもらい、スポット演説をした模様はSNSでご覧頂いた方もあると思います。ミナセン大阪のフェイスブックページです。

去年の住民投票、そして知事・市長のダブル選挙では大阪問題に特化する形で「反大阪維新」の活動を続けてきました。しかし、地方自治の本旨をも理解せず、逆に中央集権的な権力集中を目指す安倍政権の姿に、今後の日本を託すわけにはいかないという思いが日増しに強くなっています。

ミナセン大阪号に同乗した際の写真です。雨の6月7日と翌日はカンカン照りでした。
0607kamikosaka10608都島通
ミナセン大阪の運動はボランティアの方たちが中心になって「せんきょにいこう」を合言葉に展開されています。
街頭活動というとなかなか一般市民には敷居が高いように思われていますが、大阪市内では去年の住民投票の際に初めてチラシ配りを経験したという人たちが大勢おられます。

そんな活動が実って、大阪維新の巨額のテレビCMや特別仕様の多くの街宣カーが走り回ったにも関わらず、僅差で「反対票」が上回りました。

ミナセン号に乗った際にチラシを見て、「分かりやすいなぁ」と感じたのは私だけではないと思います。
安倍総理の姿勢は民主主義への挑戦だと思いますし、橋下前代表の強圧的なものいいや攻撃口調もそのまま「真似」されているのかと思うほど「似ているなぁ」と感じるのは私だけではないはず。

ミナセンのチラシにこういう数字が載っていました。2014年の衆院選で現在の与党が獲得した票数は2500万票足らず、一方棄権した人の数は5000万票近く。これでこの国の方向性を決められていいのでしょうか。憲法改正(改悪)をこの参院選の最大のテーマだと言っていた人が、実際に選挙が近付くと殆ど口にしないという現実をどう考えるのですか。

舛添問題自体馬鹿らしいほど「せこい」話ですが、都議会の自公陣営の腰砕けには、政治は市民、国民に知らせない方がいいという「政治プロ」だけのものだという感覚が残っていると感じている国民は多いと思います。
「せこい」問題の陰に隠れてしまった「甘利」問題はどうなったのでしょうか。

また、選挙で約束しなかったことを平気で突き進める姿は多くの人たちにも見えているはず。国民の知る権利への抑圧や基本的人権を軽視したやり方に我慢なりません。そうした意味でも野党共闘を成功させ、本来の民主主義の姿を取り戻す第一歩にしなければならないと思います。